
朝起きると首が痛いのは寝違えたから
寝具を見直して寝違えを予防
ほとんどの人が、朝起きると首が痛いという経験をしたことがあるでしょう。 首が痛くて左右を振り向けないときなど、首を寝違えたと表現しますね。 しかしそれほど強烈な痛みではなくても、朝起きると首が痛い、違和感があると感じることもあるでしょう。 そもそも寝違えの原因は、首周辺の筋肉がつって、炎症を起こしているために起こるようです。
原因は枕が合っていない!?
つまり、寝違えるのは寝ているにも関わらず、首の筋肉がつるほど筋肉が緊張しているということです。 なぜこのようなことが起こるかというと、変な寝姿勢で寝ているか、枕が合っていないのでしょう。 枕が合っていないとはどういうことかというと、高さが高いのか、低いのかもしれません。 あるいは頭の重さに比して、枕の反発力が強いのか、あるいは弱いのかもしれません。 この高さと反発力、どれが合っていなくても首に負荷がかかり、寝違えてしまうのです。 決して値段が高い枕が良いのではなく、自分に合った枕を使うことがポイントです。 以前低反発の枕を使ったときは、頭が沈み込んで頭の位置が低くなり、首が痛くなった気がします。 逆に高反発すぎる枕も、頭が押し戻されて首が痛くなった思い出があります。 ちなみに寝る姿勢ですが、仰向け寝で寝る人、横向き寝、うつむき寝で寝る人などさまざまです。 実は寝る姿勢によって、枕に求められる高さが異なってきます。 それから、枕は使っていくうちに劣化していくものです。 最初は良くても、徐々に枕の高さが合わなくなっているかもしれません。 他にもストレスが溜まっていたり、寝不足が原因で首が痛くなることもあります。 例えばストレスは筋肉を硬直させるので、寝ていてもリラックスできていない可能性があります。 また寝不足で泥のように寝てしまうと、寝返りが打てず、寝姿勢が悪いまま朝を迎えることもあるでしょう。 このように外的な要因によって、寝違えてしまうこともあるのです。 ただ枕を変えることは誰であっても可能な対処法です。 朝起きると首が痛いという人は、まず自分に合った枕を探してみましょう。
首を寝違える原因は不自然な寝姿勢を作り出す枕
普段はなんともないのに、ある日突然寝違えてしまったというあなた、これはたまたまではありません。 首を寝違えるのは運が悪かったから、というわけではなく、列記とした理由があるのです。 寝違えたからといって特段気にもせず、放っておけば治るだろう、そういう人がほとんどだと思います。 寝違えやすい人は何度も寝違えてしまう恐れがありますので、注意しなければなりません。 首をよく寝違える人は寝姿勢が悪いことがほとんどです。 それは寝相が悪いのか、あるいは枕が合っていないのかもしれません。 旅行などにいって普段と違う枕に寝ると、首が痛くなることはありませんか。 これも枕が合っていないためで、軽い寝違えが生じているのです。 今まで使っていた枕をある日突然変えた日も、寝違えが起こりやすいようです。 特に慣れない枕や、高さの高すぎる枕は寝違えやすいので注意してください。 またお酒を飲む過ぎて泥酔したり、疲労が溜まりすぎて爆睡した場合も、寝違えることが多いです。 たとえ体に無理がある寝方をしていても、普通は寝返りを打って寝姿勢を変えることができます。 しかし必要以上に深い眠りに入ってしまい、寝返りがうまく打てていないと、寝違えてしまうわけです。 不自然な寝姿勢によって、肩や首の筋肉が引っ張られた状態になり、炎症を起こすのです。 首がうまく回らない、肩や首がズキズキする、重たい感じがするとしたら、おそらく寝違えでしょう。 枕が合っていない場合は、枕を変えてみることをおすすめします。
寝違えにくいのは自分に合った枕
なお寝違えとよく似た病気に、頸椎ヘルニアという病気になることもあります。 頸椎ヘルニアになった場合は、迷わず病院に直行することをおすすめします。 ただの首の寝違えであれば、基本的には炎症なので冷やすことで対処します。 マッサージやストレッチも有効ですが、やり方を間違えると逆効果になるので、気を付けてください。 寝違えを予防するには、不自然な寝姿勢を取らなければ良いわけです。 しかし寝相を自分でコントロールするのは難しいですね。 ただ眠りにつくときにどんな姿勢で寝るかと、寝違えしにくい寝具を使うくらいはできるでしょう。 基本的にはうつ伏せ寝は寝違えが起こりやすいので、仰向け寝か横向き寝で寝るようにしましょう。 寝違えしにくい寝具は何かといえば、基本的には自分に合った枕だと思ってください。 質の高い睡眠を取るためにも、枕選びは大事なことなのです。 高さの高すぎる枕はNGと言いましたが、同様に寝返りのしにくい枕もNGです。 寝返りが打てないと、不自然な寝姿勢を修正することができないからです。
首が痛いときに頭痛がする関係性と対策
首が凝っていると頭が痛いなど、首の痛みと頭痛が連動することがありませんか。 これって偶然ではなく、首こりと頭痛が同じ原因から起きているために起こることがあります。 大抵は放っておくとよくなるものですが、なんとかしたいものですね。 首こりは筋肉の緊張や血流の停滞によって起こるものですが、これが頭痛も引き起こします。 首には神経や血管も通っているため、なんらかの原因で神経の伝達や血流が悪くなると頭が痛くなるのです。 もし頭痛と一緒に、首の後ろの方に痛みを感じたなら、緊張型頭痛かもしれません。 緊張型頭痛であると、後頭部から首の後ろ、肩にかけてズンと重みを感じるような痛みを感じるようです。 対策としては首や肩の筋肉のコリをほぐして、血流をよくすることではないでしょうか。 うつむいた状態で長時間作業したり、ストレスを感じることでも、肩や首の凝りを引き起こすようです。 筋肉の凝りをほぐすにはマッサージをしたり、ストレッチをすると効果的です。 また蒸しタオルを首や頭の後ろに当てて、血流をよくすると痛みも軽減すると思います。 なお肩や首の筋肉の凝りは、枕を変えることで改善することがあります。 私たちが寝ている6時間から8時間もの長い間、枕は頭や首を支えてくれるわけです。 少しでも頭や首にかかる負担が少ない枕を使った方が、朝起きたときに痛みの軽減につながるとは思いませんか。